ふみふみこの半自伝的90年代クロニクル「愛と呪い」1巻、巻末で浅野いにおと対談

「愛と呪い」1巻

ふみふみこがyom yom(新潮社)で連載している「愛と呪い」の1巻が、本日6月9日に発売された。

阪神淡路大震災や地下鉄サリン、酒鬼薔薇事件など、悲惨な出来事が重なった1990年代を舞台にした本作。地方都市で暮らす中学生の少女・愛子は、物心ついたときから父親に性的虐待を受けている。助けてくれそうな他の家族や友人たちは宗教にのめりこみ、自分だけが取り残されたような気持ちの毎日。そんな1人で生きるしかなかった彼女が、葛藤しながらも“生きにくさ”に向き合う姿が描かれる。なお本作はふみの“半自伝的90年代クロニクル”と謳われた。

単行本の巻末にはふみと同世代の浅野いにおとの対談を収録。1990年代を通った2人が、家族や孤独、生き延び方について語り合う。なお本作の2巻は2019年春に発売されると告知された。